私は仕事ができない看護師ですが、記録だけはほめられました。
それが嬉しかったので、「記録だけでも頑張ろう」と意気込み、一銭にもならない残業をしてまで記録していました。
しかし一方で、定時で帰る看護師のうしろ姿を見るうちに、無給で残業することがみじめに感じ始めました。
今では
「なぜサービス残業をしてまであんなに真面目に記録してたんだろう…」
と後悔しています。
私のようにいつまでたっても記録に時間がかかるようなら、真面目にやるのはやめましょう。
そうすれば帰宅時間が確実に早くなりますよ。
この記事は下の4つにあてはまる看護師に向けです。
・記録のマニュアルをきちんと守っている。
・終業時刻が過ぎても残業して記録している。
・残業代を出さないブラック企業に勤務
・残業代を請求したいけれど、そこまでの勇気はない。
けれど少しでも早く帰りたい。
マニュアルを無視して自己流で記録するようにした
職場に記録のマニュアルが置いてありませんか?
そして、記録委員や教育委員が「記録はこれに沿ってやれ」とことあるごとに言いませんか?
以前の私はこのマニュアルを忠実に守っていました。
細々とした注意点がたくさん載っているので、これに沿って記録するのは時間がかかりました。
そのため、定時が過ぎても記録はなかなか終わりませんでした。
一方で、マニュアルを守らずに自己流で記録する看護師は定時で帰っていました。
(ベテランが多かった)
例えば、
・ 医療用語では、正式名称を使用しない。
認められていない略語でもバンバン記録する。
・基礎情報をはじめ、経時記録、看護計画など、書き方が明らかに間違っている。
などなど
上記のように、自己流で記録してさっさと帰る人に共通していたのは、
わからなくてもマニュアルを確認せずになんとなく記録する
という点です。
何にも調べないでてきとうに記録すれば、そりゃ早く書き終わりますよね。
今では私も
意味が通じりゃいいだろ
という気持ち で自己流で書いています。
おかげで帰宅時間は以前より早くなりました。
先輩から注意されても可能な限りスルー
記録に常時目を光らせていた先輩が異動になったのが幸いでした。
こいつがいなくなったため、いい加減に記録するようになっても他の先輩から怒られることはなかったです。
ただ、たまに記録委員から注意されることはありました。
その時は、
①簡単な指摘なら、言いつけ通り守った。
②面倒だと思った指摘はスルーした。
(帰るのが遅くなるから)
※②は、面と向かって「いやです」と言うのは恐ろしいので、その時は「はあ」とあいまいな返事をした。
本当は全てスルーしたいんですが、そこまでの度胸はないです…
「しっかり記録しないと裁判で不利になる」←知るか!
記録の研修や勉強会で、「裁判で不利にならないようにきちんと記録しよう」 と言われませんか?
これを聞くたびに
知るかバカ!!
と怒鳴りたくなります。
いつあるかわからない裁判のために、毎回毎回サービス残業してまでクソ真面目に記録してられませんよ…
きちんと記録してほしいなら残業代を出せ
就業時間内に終えるためには「優先順位が~」「効率化が~」とか聞きますが、上司がこれを言うと絞め殺したくなります。
立て続けに患者の容体が悪化したり、体調不良でスタッフが急に休みになったりすると、業務量が多すぎて優先順位もクソもありません。
そんなギリギリの状況で、マニュアルをいちいち確認する余裕はありません。
かといって、労働環境を改善しろと面と向かって訴える勇気はありません。
定時で帰れるように、記録をいい加減に書くことしかできない管理人でした。
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